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ダイハツ・ハイゼットトラック(S201P)のブレーキ交換

一般的に、ブレーキの交換と言えばブレーキパッドの交換だけど
今回はブレーキローターの交換とブレーキパッドの交換を同時に行いました。


前回の記事も参照→ハイゼットトラックのタイヤホイール交換
事の始まりは、純正の鉄ホイールからアルミホイールへの交換をしたからです。
中が丸見えになってしまう為、錆びが目立つと予想しホイールと一緒に注文しておいた。
ブレーキローターの錆
磨けば一時的には綺麗になるだろうけど、またすぐ錆びるの繰り返しになる。
ということで、今回は次の商品を用意しました。


・まずはディクセルのHDブレーキローター。錆びにくいタイプでレースにも使用可能(笑)
穴あきやスリットも有りますが、耐久性も考えフラットなもので充分です。
ハイゼットトラックS201Pフロント用。
ディクセル ブレーキローター HD ダイハツ ハイゼット S201P 07/12〜 フロント用左右1セット
ディクセル ブレーキローター HD ダイハツ ハイゼット S201P 07/12〜 フロント用左右1セット 価格:20,160円(税込、送料込)


・次になんと!purojectμ(プロジェクトミュー)のCoμSPORTSで、Kカー用ストリートスポーツ。
街乗りからサーキットまで対応。しかもカーボンメタル製。
(purojectμでは、スーパーグラファイトメタリックと呼んでます。)
L710S/L710V ミラ:98.10〜フロント用で純正ブレーキパッドがS201Pと共通なので購入。
送料無料 プロジェクトミュー CoμSPORTS フロント用L710S/L710V ミラ年式:98.10〜
送料無料 プロジェクトミュー CoμSPORTS フロント用L710S/L710V ミラ年式:98.10〜価格:10,237円(税込、送料込)


・おまけで、KICS レデューラ・レーシングの超軽量ジュラルミンナットでドレスアップ!
ショートタイプナットで、Kカーでもホイールからナットがはみ出さないタイプ。
(M12×P1.5)のレッドを購入。これは車のメーカーでネジのピッチが違うから購入時は注意。
あと、純正のナットと外径が違う場合はサイズに合ったレンチかアダプターが必要です!
軽量ナットは一般的に1ミリ程度小さいので、車載レンチのままでは1発で痛めてしまいます。
ナットにピッタリ合ったものを用意してください。
コンパクトカーや軽自動車に!!KICS レデューラ・レーシング コンパクトタイプ (M12×P1.5)
コンパクトカーや軽自動車に!!KICS レデューラ・レーシング コンパクトタイプ (M12×P1.5)価格:5,107円(税込、送料別)


まず最初に、必要な工具類を揃えておきます。
・ジャッキ2個(用心の為に2個使用)
・木ハンマー(金属でない木やプラスチックのものが良。無い場合は金のハンマー)
・ラチェット式のレンチセット(メガネレンチやモンキーでは回せない場所もあり)
・ウォーターポンププライヤ(プライヤの大きく調整できるタイプ)
いざという時に慌てないよう色々準備してたがいい。軍手は必須
工具


1.まずはジャッキアップしてタイヤホイールを外します。
ジャッキアップした時点で安定した位置にもう1つ軽く入れてます。
これは用心のためで、ブロックやレンガなど安定していて強固なものなら代用できます。
次にブレーキパッドを外す準備をします。
ブレーキパッドのピストン
プライヤで、力を入れでも傷が目立たない位置でブレーキのピストン(ポッド)を押し戻す。
最初は少しばかり力が必要ですが、慣れれば難しくありません。
この車は片側ピストンで手前側は固定ですが、普通車などは両方行います。
ピストンを押し戻す作業は、ブレーキフルード(液)を押し戻すことなので、溢れないよう。
量を事前にチェックして、必要ならスポイドかストローなどで抜き取っておくこと。
そもそも、ブレーキ液が減るということはパッドが減っているという意味で、液自体の消費は無い。
追加するのが間違いなのだから、足してないなら溢れることは無いでしょう。


パッドをそのまま使うのなら、押し戻しは少し緩くなる程度で良いです。
今回はパッドを新品に替えるので充分に押し戻します。
これはパッドを外してからも不可能ではないですが、
直接ピストンに工具を当てて傷つけないよう、パッドを押すようにしてください。


※パッドのみを交換する場合は、次の2と3の工程は必要なく、バネを外して心棒を抜けばバラせる。
バネが外れたら、心棒をプライヤで掴み、少しずつ回しながら抜きます。
でもこの車は片側ピストンで、キャリパーの手前部分を外しやすい。
外して行ったが作業は楽だと思います。バネの組み方を良く見て理解して外しましょう。


2.レンチでボルトを外しキャリパーの手前部分を外します。
ナット
写真ではメガネレンチを使ってますが、ボルトは上と下の2本有り、場所によっては回し難かった。
ボックス型のラチェットレンチも用意してください。
一般的に17・19・21を用意しておけば困らないと思いますが、セットで持っていたが良いですね。
ボルトが固くて緩まない時に、木ハンマーを使います。
無理に力を入れると怪我をしやすいですし、変な方向に力を入れてジャッキが外れたじゃ命に関わる。
木ハンマーで工具をトントン叩いて緩めます。
当然ながら、簡単に緩んでもらっては困ります。頑張りましょう。
キャリパーを外す


3.ブレーキローターは、ブレーキパッドで挟み込んであるだけなので。
後は手前に引けばスコンと抜けます。
重いので落とさないよう注意して、新しいのに入れ替えます。
ちなみに、ローターに有る4つのボルト穴以外に、小さい穴が2つ有りますよね?
それは錆びなどでくっ付いて外れない時に、穴に合ったビスをねじ込んで外れやすくする為の穴で、
サービス(整備)・ホールと言い、穴にはネジを立ててあります。
でも無理にねじ込んだり、こじったりして傷付けてしまっては意味がありません。
外れにくい時は、固着しているのは中心の円の周りです。
お湯を掛け、しばらく置いてから木ハンマーでコンコン叩きます。
※裏からローターを叩き出すのではありません。無理にこじって、曲がってしまうと困ります。
表から錆を落とす感じでローターの外周を上下左右トントン叩く。お湯で流す、叩くを繰り返す。
マンホールのふたを開ける時って、円の隙間に詰まった泥などをまず最初に掃除しますよね?
元々隙間が有る部分に錆が詰まってるということで、無理にこじ開けてはいけません!
この時、お湯でなく潤滑スプレーを使う人も居ますが、危険なので脱脂は充分に行ってください。
油でなくお湯を使えば心配無し(笑)
外した後、必要ならワイヤーブラシやスコッチなどで錆を落としておきましょう。


あと。。。製品によっては錆びないよう、新しいディスクには油が塗ってある場合も有ります。
脱脂のスプレーは用意しておいたが良いでしょう。
新旧交代


4.ブレーキパッドを組み替えて、取り付けます。
組み方が判らなくなると困るので(ありがち)色んな角度から写真を撮っておいたが良いです。
難しくはないんだけど、慣れていないと迷う作業だと思います。組めなくなったら大問題!
あと、外したブレーキパッドには、金属の黒くて薄いシートがくっ付いてる車種も有ると思います。
これは無しでしたが、乗用車なら必ず付いてる。
それはブレーキを鳴きにくくする為のもので、社外パッドにする場合は必要ないと思います。
純正パッドに戻す場合や、鳴きがひどいときに必要ですので大事に保管しておいてください。
使う時は、綺麗に掃除してパッドと金属シートの間に専用剤を塗るのが基本ですが、
無い場合は他では代用できません。危険ですので塗らないでください。
何も塗らなくても大きな問題はないですが、油がブレーキ部分に付いてしまうと大惨事!
(注意)ブレーキバッドの組み方
判らないと大変なので、いちおう組み方の画像も乗せておきます。
バネの向きなどを見比べると組めるはずです(^-^)
右タイヤと左タイヤは同じ組み方であり、内側と外側のバネの形状が違います。ハイゼットブレーキ改造
キャリパーの手前部分も、外したついでにシルバーのスプレーで塗装済み。
さりげなく見えるプロミューのパッドがレーシーでカッコいい♪(軽トラだけどさ)


車好きがブレーキパッド見たら、色でProject μと判ります。
モータースポーツを頑張ってるメーカーは、イメージカラーを持ってます。
青はENDLESS、赤ならwinmaxという感じで。
今はいろんなメーカーがパッドを出していて、材質や種類によって色を変えていたり、
似た色を使ってることも有りますが、微妙に違う。
全く同じ色を出してしまえば偽物と言われてしまうでしょう。


S201P足回り
で、完成がこれです。(^-^)
鳴きは殆ど無しで、ゴゴゴゴッ!って感じで驚くほど凄く効きます。
ローターは見た目の為に替えましたが、ブレーキパッドの効果が大きいと思います。
軽トラって結構元気良く走るんですよね。でもブレーキは甘い。
ブレーキが弱いと感じてる方は、パッドだけでも換えたがいいと思います。
メタル製は、ブレーキパッドの摩擦粉でホイールが半端なく汚れるので、
凄い制御力とまでいかなくても、今より効きを良くしたいって人はメタルじゃないストリート用がお勧め!
送料無料 プロジェクトミュー COμSTREET フロント用L710S/L710V ミラ年式:98.10〜
送料無料 プロジェクトミュー COμSTREET フロント用L710S/L710V ミラ年式:98.10〜 :価格:8,190円(税込、送料込)

ブレーキローターは、レースにでも出ない限り(笑)換える必要は無いでしょう。
今回はローターを換えるついでに、弱いと感じてたブレーキのパッドを換えました。
純正品に比べれば高いとはいえ、もし事故を起こしてしまえば大損害。
ブレーキに不安を感じたなら、効くブレーキパッドに変えるべきでしょう後悔しないように。


ブレーキを替えたあとはピストンが戻ってるので、全くブレーキが利かない状態になってます。
動きだす前に必ずポンピングブレーキを行い、平坦な位置でテストを行ってください。
焼き入れは必要ありませんが、当たりがつくまではスピードを出さない。


※ついでにリアブレーキのカバーも外して塗りましたが、サイドブレーキを緩める必要があります。
必ずギアをローかバックに入れて行ってください。
最初は、ただのカバーだと思って引っ張ってたけど、カバーにブレーキが利いてます。
サイドブレーキを緩めず引っ張っても絶対に外れませんので注意。
最後になりましたが、ブレーキ系の作業は本来は資格が必要なものです。
自己責任で行うときは、充分に予習をして資格のある人の助言を受けながら行ってください。


ちなみに、ブレーキフルード(ブレーキ液)の交換は素人では難しいです。
2人一組で行う必要がありますし、2人のタイミングが合わなければなりません。
1人で行う用の器具も有りますが、素人が手を出していい場所ではありません。


この解説は予習の1つであり、改造を勧めるものではありません。
少なくとも、分解して組み方が分からなくなって慌ててココを覘いたような人は失格です。
あなたが自損事故して廃車になったり、死んだりするのは自己責任で勝手ですが、
同乗者の命、さらには他人の命にも関わる重要な作業です。

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